兵庫県立但馬「やまびこの郷」に訪問しました。
現在子育てされている方の参考にしてください。
不登校児童生徒の支援施設 兵庫県立但馬「やまびこの郷」を訪問して
明峰地区青少年補導委員:齋藤静男
この施設を知ることにより不登校児童数削減、さらに不登校生を出さない為のhow-toが見えてきたように思えた。
9月7日、川西市青少年補導委員と青少年センター総勢100名、バス2台を連ねて研修会に参加した。
平成8年に設立された公立施設としては全国でも唯一と云う朝来市山東町「やまびこの郷」。1.5時間程で到着、施設の見学と活動内容の説明を受けた。先ず驚いたのは県下で毎年5,000人もの不登校児童生徒数が存在していると云う。病んでいる日本社会の現状を知った。
施設でのプログラムには、調理・物作り・スポーツなど、4泊5日の宿泊体験を通して自立力、コミュニケーション力を養い、心身ともに元気を取り戻し学校復帰をめざす場所との事でした。実績としては入所後の登校率が大幅に増加していると云う。
(画像は「やまびこの郷」パンフレットからお借りしています)
児童から特に好評と言われた心のこもった朝食は、3名のお母さん調理人が担っている。また愛情をもって接する教職員達に支えられ、更に洗濯、風呂掃除は日課として自分達でする決まり等、メリハリのある生活が功を奏した結果と思われた。
興味深かったのは地元の但馬地区には体験入学する児童はいないとの事から、現在家庭の養育機能の低下が指摘されているが、以前は当たり前であった種々の家事手伝い、家族揃っての食事等にも不登校児童削減のヒントがある様に思う。
施設のスローガンは「人は人の中で人となる」としている。
ふと、先の阪神地区青少年補導委員連絡協議会・芦屋大会での講演会で聞いた神戸大学名誉教授(廣木克行)の「子供たちは友達との遊びの中で育つ」、親の判断で行う習い事、塾は児童にとって虐待であると、また「抱きしめてあげる」ことも大事とのお話もあった。
何れも考えさせられる言葉である。痛いほど抱きしめられたとき、自分は大切な子である事を体で実感できると思われる。問題解決の糸口になりはしないだろうか?



