【コラム】地球温暖化のお話(3)温暖化ってなぜ起こるの?
石津 顕
地球の温度は約10万年の周期で氷河期-間氷期を繰り返してきましたが、前回お話ししたように、最近の100年くらいは少しずつ気温が上がっています。
温暖化は産業革命以後の人間が排出する二酸化炭素、メタンなどの温室効果ガスが問題にされています。温室効果の最も大きいのは水蒸気ですが、水蒸気は地球を冷やす効果もあり、地球の温度を15℃前後に保つ効果も果たしています。温暖化は実はまだ科学的に完全に解明されているとは言えないのです。
現在温暖化の元凶と言われているのが二酸化炭素です。
空気中の二酸化炭素は産業革命以後、徐々に増えて、最近は急増しています。そのため現在、二酸化炭素の増加を抑えることが温暖化対策の最も重要な課題になっています。
二酸化炭素はこの図にあるように、火力発電、自動車、暖房など、化石燃料と言われる石油、石炭、天然ガスなどを燃焼させることにより大量に発生しています。これらのエネルギーは私たちの生活に欠かせないものです。
化石燃料は動植物などの死骸が地中に堆積し、長い年月をかけて地圧・地熱などにより変成されてできた、いわば化石のようになった有機物で、燃料として用いられるものを言います。
発生した二酸化炭素を元の炭素に戻すには、植物の光合成に頼るしか現在は方法がありません。しかし、長い年月をかけて地球が貯め込んだ化石燃料を燃焼させて、発生した二酸化炭素を、元の炭素に戻すのはとても無理なことです。
そこで代わりの燃料として考えられたのが、動物や植物を材料として利用したバイオマスと呼ばれる燃料です。バイオマス燃料は燃焼して二酸化炭素を発生しても、化石燃料と違い、長い期間かかる木材でも数10年、短いもので1年で炭素を再生できる再生可能エネルギーです。
バイオマス燃料などの再生可能エネルギーについては後で詳しくお話しします。
