【コラム】猪名川アラカルト第22回 アメンボ は、なぜ浮くことができるのですか?
川西市域・ 猪名川の自然と生きもの 「 人 ・ くらし ・ 自然 」
環境省 環境カウンセラー 牛尾 巧
アメンボの足(中足と後足) には、小さな毛 繊毛 が無数に生えています。アメンボは、この足先の部分から油を分泌しています。アメンボの体重は約0.03gで非常に軽く、約33匹で1gです。軽くて水をはじく体を持っているので、アメンボは浮くことができます。
水と油は混ざらないので、アメンボが分泌した油と水面が反発し合い、この力を利用して水に浮くことができます。水は油に比べると表面張力が強いので、この差を利用しています。
アメンボはどんな液体の上でも浮くのですか?
例1〕 油系の液体にアメンボを入れた場合
アメンボが分泌する油と表面張力の差が小さい液体の上では浮くことができません。表面張
力の差が小さいと、アメンボが分泌する油と液体が混ざり、そのまま沈んでしまいます。
例2〕 洗剤を入れた水の中にアメンボを入れた場合
アメンボは溺れてしまいます。洗剤によって繊毛に付着した油がとれることが原因です。

