【コラム】地球温暖化のお話(32)再生可能エネルギー(8) バイオマスエネルギー
石津 顕
コロナ、バッタなど温暖化と深い関係がある新たな災害が最近とても多くなりました。私たちは温暖化について、もっと真剣に考えなければ大変なことになりますね。ここで話題を温暖化を防ぐための再生可能エネルギーのお話しに戻します。
再生可能エネルギーとして有力なバイオマスとは、「動植物から生まれた、再利用可能な有機性の資源」のことです。主に穀物、木材、海草、生ゴミ、紙、動物の死骸・ふん尿、プランクトンなどを指します。バイオマスは化石燃料と違い、太陽エネルギーを使って水と二酸化炭素から生物が生成するものなので、持続的に再生可能な資源であることが大きな特徴です。
バイオマスを原料として作られたバイオマスエネルギーは、そのまま燃焼させるエネルギーだけでなく、エタノールを発生させて車や航空機の燃料にしたり、プラスチック化して使用したりと、幅広く利用できる資源です。
持続的に利用できるので、化石資源のように枯渇の心配がなく、地球温暖化の解決にも大いに役立ちます。
バイオマスエネルギーを燃焼させてもCO2が排出されますが、バイオマスの材料である植物は、その成長過程で同じ量のCO2を光合成で吸収します。そのため、地球規模でCO2は増加しません。これをカーボンニュートラルと言います。
石炭や石油などの化石燃料は太古の昔から地球が貯めこんできた燃料なので、燃焼させてできたCO2は元の植物には戻せませんね。
右の絵はバイオマスエネルギー判りやすく説明したものです。
見ると身近な再生可能な自然エネルギー源がたくさんあることが判りますね。