【コラム】 旅へのお誘い 第10回「旅の目的 その他いろいろ」
松原 利明
これまでのコラムで、食べ物や温泉、コレクションなど旅に出る目的を書いてきました。
それでそのほかの目的にはどんなものがあるのだろうかと考えたところ・・・
◎ 名所旧跡や景観を愛でる
◎ 列車など乗り物で移動を楽しむ
◎ 美術館・博物館めぐり
◎ 歴史を学ぶ
◎ チコちゃんに叱られてもよいので、ぼーっと(笑)何もしない
ざっとこんなものでしょうか、もちろんこれ以外や、それぞれを組み合わせたものもあるかと思います。
そこで今回は上記のうちの、列車など乗り物で移動しを楽しむ・・というのについて書いてみたいと思います。
どこへいくのであれ、すべて歩いてというのは別として、旅の移動に乗り物は欠かせません。そしてそれが快適なものであればなお楽しいですよね。
ただ私などには利用できそうもない、JR九州の「ななつ星」や、JR西の「トワイライトエキスプレス瑞風」、バスでは阪急交通社で利用している「クリスタルクルーザー菫」といった豪華な乗り物。これらはツアー利用ですが、費用も数十万円から百万円を超すなどで、おのずと除外です。
私がこれまでに利用したもので、ほんのわずかの料金を払うだけで(または運賃だけで)利用できる、旅本来の移動を目的とした、お勧めのものを少しばかり紹介します。
まずはJR東日本の五能線を走る「リゾートしらかみ」、秋田駅〜弘前駅〜青森駅を主に走っています。これには3編成あって、私が乗ったのは 〝橅(ぶな)編成” 。運賃のほか指定席料金(季節によって異なりますが、300円から500円程度)は必要。
特急にも負けないゆったりとした綺麗な車内で、津軽三味線の演奏などを聞くことができ、しかもこの橅編成には売店もあります。
次はJR西日本の「奥出雲おろち号」。島根県の木次駅〜広島県の備後落合駅間を走ります。トロッコなので乗り心地は望めませんが、山の中を行くと、心地よい風が吹き込んできます。(車内販売あり)
もうひとつ、これは有名ですが、新山口駅〜津和野駅を走る「SLやまぐち号」。人気があるので指定席が取れないことも。特にグリーン車は発売すぐに売り切れ必至。23席しか無い上、普通車指定券と500円も違わないのですから。(グリーン車指定席1,000円、普通車指定席530円)画像のどちらがグリーン車かわかりますよね。まあ普通車の方が旅情があると言えば・・・。
そしてJR九州の特急「ゆふいんの森」。これは特急ですから別途特急料金が必要。でもごく普通の特急料金です。
現在大雨の影響で、一部区間は代行バスで結んでいますが、基本は博多駅〜由布院駅です。
それから船についても、大型の長距離フェリーは設備が整っているのが多く、等級を選べば快適な船旅ができるのですが、比較的近距離の広島港〜松山観光港を結ぶ瀬戸内海汽船のフェリーには、「シーパセオ」というのがあり、3時間弱の航海を、風光明媚な瀬戸内海の景色と共に楽しむことができます。昔ながらの船室では無く、いろんなパターンの部屋に加え、甲板でもくつろげるような配慮がなされています。今年(2020年)8月からシーパセオ2が就航し、1日10往復のうち5往復がこの船となりました。乗船機会がありましたら、瀬戸内海汽船のホームページで配船表を調べてください。
そうそう忘れてはならないのが、阪急電車京都線の特急 「京とれいん 雅楽」。
土・日・祝の運行ですが、これも乗車券だけで乗れるのです。
紙面の都合で多くは掲載できませんが、これらはほんの一例。他にも特徴ある乗り物が日本全国各地で走っていているので、皆さんも調べて乗ってみてください。(不定期運行のもあるので要注意)


















