【コラム】植物は好奇心の宝庫 その⑥ ニューカレドニア:始めに

藤原和夫

“天国に一番近い島”でお馴染みのニューカレドニアは、オーストラリア東方、約1500kmにある南太平洋の複数の島からなるフランス領の島国で、面積は四国とほぼ同じ、人口は約27万人と川西市の約1.5倍。気候は、年間平均気温が24℃前後と、年間を通じて過ごしやすい気候の島国。

ニューカレドニアは、ハワイやフィジーと同様の珊瑚礁を初めとする豊富な観光資源を有するだけでなく、鉱物資源にも恵まれニッケル産業が主要産業と、経済的にも恵まれていて、首都のヌメア周辺全体が先進国の保養地と言った感じの過ごしやすい街です。
飛行機から見たニューカレドニアは、周囲に点在する島々と酷似していますが、これら他の島々の多くが海底火山の噴火によって生まれたのに対して、ニューカレドニアは、古代ゴンドワナ大陸の分裂によって生まれた言わば破片であることから、他の島々と比較して歴史的に圧倒的に古く、1億年以上の昔に連なる遺伝子を受け継ぐ固有の動植物が多数存在します。
特に、3000種以上存在すると言われる固有植物の殆どはニューカレドニアでしか見ることができないと言うことですから、植物マニアには垂涎の地と言えます。
ところが逆に、多くがニューカレドニア固有にして特有の植物であるが故に、これらの植物を紹介する文献が少なく、しかもそれら文献の多くがフランス語表記と言うことから、珍奇性なりの詳細を見極めるのは至難の技。
この為、私が現地で見聞きしたものに的を絞ってご紹介させて頂きますが、併せて簡単にニューカレドニアの紹介もさせて頂きたく思います。

丘の上の展望台から見た首都ヌメアの町並み。

海に突き出したパブと、左端のテーブルでカクテルを飲みながら眺めた日没。

ニューカレドニアの飛べない鳥、カグー:
ニュージーランドの“キウィ”とよく似ていますが、カグーはあからさまに人を避けると言うことが無く人懐っこい鳥でした。

空港の案内所の看板やレストランのメニューに、フランス語、英語、日本語が併記されていることが多く親近感を覚えます。

 

※植物は好奇心の宝庫 その⑦ ニューカレドニアの植物(後編)に続く・・・