【コラム】植物は好奇心の宝庫(その27) トロピカルフルーツ
藤原和夫
このところトロピカルフルーツ(熱帯果樹)に興味をそそられています。一番のきっかけは今年7月に桁外れといって良いほどに素晴らしい味のライチに出会ったこと。
日本でトロピカルフルーツ専門店を見つけるのは難しいですが、カンボジアの夜店で見かけた露天の果物店では、テント下に並べられた台の上に、バナナ、パパイヤ、マンゴーの他日本では余り見かけないトロピカルフルーツが、ところせましと並べられていました。

カンボジアの露天果物商
最近は、マンゴスチン、ライチ、ピタヤ(ドラゴンフルーツ)、アテモヤ、ドリアンなどは川西市内のスーパーでも時折見かけるようになりました。
タマリンド、サポジラ、ランバイなどを目にする機会はまだ少ないですが、徐々に眼に触れる機会が増えてくるものと期待しています。
これらトロピカルフルーツの味ですが、正直なところ、やはりマンゴー、マンゴスチン、ライチなど、良く目にするものほど美味しい、と言うのが率直な印象です。
一方、同じマンゴー、同じライチでも、品種、栽培方法等によって、強烈なほどに味の差がある事を実感しています。 当たり前と言えば当たり前ですが。
以下、私が特に美味しいと感じたトロピカルフルーツの一例です。
初めにライチ。
写真の左側のものは、国内外でこれまでに味わってきたライチ。
右側のものは今年7月に出会ったライチです。おそらく両方ともタイ当たりから輸入されたものですが、いずれも冷凍品ではありません。(日本向けは検疫が厳しいことから、特定の農園のもの以外輸入が許可されませんので、ある程度の価格高は否めません。だからという訳ではありませんが、新鮮な輸入品はそれなりに味も管理されたものが多い様です。)
- ライチ
- ライチ
写真でお判りの通り、サイズが異なるだけで無く、種の大きさも大きく異なります。
右側のものは、食べる部分が大きいこと、一目瞭然です。 残念な事に糖度測定を失念しましたが、右側のものの甘さはずば抜けていました。 今年のシーズンは終わりましたので、約1年お預けです。
次に、ランブータンとマンゴスチン。
ランブータンの味はライチに似ており私の好みですが、偶に見かける程度で、品種にこだわるほどには出回っていないように思います。 マンゴスチンもライチの親戚と言った感じの味・食感で、日本で販売されているものは1個100g程度の小振りのものが多く、ちょっと残念です。尤も、マンゴスチンも日本では来年5月頃まで市場には出回りません。
- ランブータン
- マンゴスチン
次は、ホワイトサポテ。メキシコから中央アメリカ高地が自生地のミカン科の果樹で、トロピカルフルーツではありますが、沖縄県だけで無く和歌山県でも商業栽培されています。
ホワイトサポテは、以前マンションの一室で栽培し、数個収穫したことがあります。
味は、ナシ・マンゴー・バナナをミックスしたような味とたとえられたりしますが、一番の特徴は糖度20度以上の甘さにあるのでは。因みに、我が家での糖度測定では24度でした。

ホワイトサポテ

ホワイトサポテ
今やどこのスーパーでも見かけるマンゴー。 ただ品種による味の差は絶大です。 私の好みは“キーツマンゴー”。 緑色の外観ですが大きなサイズのものが多く、糖度は14度程度で抜群の食感です。 このマンゴーは沖縄県産のものが販売されていますが、9月上中旬で今年度の販売は終了です。

キーツマンゴー

キーツマンゴー
珍しさに惹かれて購入した沖縄県産の“ランバイ”

ランバイ
正直に申しあげて非常に酸っぱい果物。 私にはとてもとてもなんですが、小学生の孫は“旨い!旨い!”と。 人の好みは不可解ですね。
酸っぱいと言えば、“タマリンド”も同様 ↓ ただ、タマリンドには甘い品種もあります。

タマリンド
他に、アテモヤ、ピタヤ、パラミツ(ジャックフルーツ)ミルクフルーツ、など、トロピカルフルーツは数えきれませんが、これらを順番に味わってみるというのも、コロナ禍での退屈しのぎになるかも知れません。



