【コラム】植物は好奇心の宝庫(その32) 植物の防寒対策

藤原和夫

冬真っ盛りですが、今回は川西市鴬が丘の我が家における“独断と偏見に基づく”防寒対策についてお話しさせて頂きます。  長くなる為、2回に分けての掲載となりますが、今後のご参考にして頂ければ幸いです。

十分な広さと換気機能を持つ温室があれば年中温室に入れっ放しというのも可能ですが、多くの非耐寒性植物を屋外で越冬させなければならないと言うのが現実です。

我が家周辺の冬の最低気温は、マスコミの報道とは裏腹にここ数年ほぼ同じで、防寒対策の着手も例年12月半ばです。ただ、近年一日の寒暖差が大きくなる傾向があり、この急激な温度変化への対応に注意する必要があります。寒いからと言うことで全体をビニールで完全に覆ってしまうと、昼間の暑さで蒸れ、夜には凍り付くと言った現象が起こり、植物には大きな打撃となります。

そこで活躍するのが100円ショップなどで販売されている衣類カバー類です。衣類カバーの上の部分には通常ハンガーを通す為の穴が空いていますので、中が蒸れるときはこの穴から暖気を逃がしてくれます。

さて、植物によって耐寒温度は異なりますので、植物毎の耐寒性を見極める必要があります。そこで、ネットなどを通じて植物毎の耐寒温度を検索する事になりますが、不特定多数の読者を対象にしている為か、多くの場合実際よりも5℃程度高い温度を耐寒温度としている様です。実際には0℃前後に耐える植物でも、“最低5℃が必要”、と言った具合です。

では何を信じたらいいの?と言うことになりますが、ざっくり言って、原産地がメキシコ、ブラジルなど中南米諸国、南アフリカ、オーストラリアのものは、比較的耐寒性に優れたものが多い様に思います。

掲載の花は、耐寒性抜群の南アフリカ原産の球根植物ブルンスビギアです。
開花時期は品種によって8月~10月ですが、長期間に亘って楽しめ、その後もドライフラワーとして保存できますからお薦めです。

ブルンスビギア・リトラリス

ブルンスビギア・グランディフローラ

ブルンスビギア・グレガリア