【コラム】猪名川アラカルト第70回 春から夏、道端や団地などで、よく見かける白っぽい花!
川西市域・猪名川の自然と生きもの「人・くらし・自然」
環境省 環境カウンセラー 牛尾 巧
春から夏、道端や団地などで、よく見かける白っぽい花!
よく似ている ハルジオン と ヒメジョオン について
春の七草や秋の七草はよく知られていますが、現在は、全部を目にする機会は少ないようです。かなり以前のことですが、小さな植物図鑑の後ろに「夏の七草」が紹介されていました。
一般的に言われている夏の七草は、 「 アカザ、イノコズチ、ヒユ 〔 アオゲイトウのこと 〕 、 スベリヒユ、シロツメクサ、ヒメジョオン、ツユクサ、 」の7種類でした。その時、はじめて、夏の七草のことを知りました。
由来を調べると、1945年6月頃、終戦近くになって食べ物がなく、飢えていた頃のことです。食糧の確保に苦労していた当時、発表されたのが夏の七草です。 “空襲跡の荒れ野原でもたくましく生える、食べられる植物” として、食べられる「夏の七草」が発表されました。別に、風流な「夏の七草」もあります。
夏の七草の1つヒメジョオン、6月頃、よく似たハルジオンとともに両方が見られます。比べてみましょう。

特徴的な違いは、ハルジオンは多年草で、ヒメジョオンは1年草という点が異なります。
多年草のハルジオンは冬になって地上の茎や葉が枯れてしまっても地面茎が残ります。同じ場所から咲くことがあります。北アメリカ原産で、日本では帰化植物となっています。
1年草のヒメジョオンは 種子を残しますが、今年咲いても、翌年同じ場所に生えるとは限りません。環境が変われば種子は芽を出さないことがあります。北アメリカ原産です。
ハルジオンは4月~6月頃咲き、ヒメジョオンは5月~8月頃咲きます。6月頃は、同時に咲いて、同時に見ることができます 。
食べる:葉は茹でて 、おひたしや和え物にしたり 、 生のまま天ぷらにします 。 花や蕾も天ぷらに利用できます 。
味は、クセはなく、少しシュンギクに似た香りがあるそうです 。