【コラム】植物は好奇心の宝庫(その24) 面白い花、面白い咲き方など

藤原和夫

今回は、ちょっと変った‘咲き方’、ちょっと変った‘色’、‘形’など、面白い植物の表情をいくつかご紹介させて頂きたく思います。
まずは、貫性花。
本来のカラーの咲き方は(↓)の通りですが、

ある植物園で見た、貫性花(↓)。まるで2階建ての花。

貫性花は、肥料過多や高湿が原因と言われていますが、以前我が家のアンスリウム(↓)にも現われたことがあります。写真に撮っておけば良かったのですが—-。

次に、京都・黄檗山萬福寺の双頭連。
通常 蓮は(↓)のように、1本の花茎に1つの花が咲きます。

ところが、双頭蓮なるものが萬福寺で約10年前に出現、開花・結実しました。(↓)

次は、クレマチス。必ずしも珍しいことでもありませんが、一重咲きのクレマチスから八重の花が—–。

続いて、ボケの花。 花弁のうちの1枚が葉に変化(↓)。元々花弁は葉が変化したものとも言われていますから、先祖返りの一つとも言えます。
花の表から写したもの(↓)。花弁のあるべき所に大きな葉が1枚。

葉の裏から写したもの(↓)。花弁が葉に変化しているのが判ります。

次は葉色が変化した蘇鉄。
本来の姿は(↓)の通り。葉の周辺部が黄色に変化する斑入り種ですが、基本は緑です。

同じ株の2年前の姿が(↓)。残念ながらこの葉色の変化は1年限りでした。

次に、日本とアメリカで異なる、おしべの色。
左は日本の夏椿、右はアメリカ夏椿。

間もなく、最盛期を迎えるアサガオ。アサガオは世界各地で見られ、日本では少ない黄色い花のアサガオも、海外ではさほど稀少ではなさそうです。
(↓)は普通のアサガオ、面白いアサガオなど。

そんな数々のアサガオの中で、最も美しいアサガオとされるのが、Stictocardia beraviensis と言う学名のアフリカ・マダガスカル原産のアサガオ(↓)。

最後に、人が飾り付けた中国・大連のとあるレストランの店先で見た桜の木。
丁度桜の開花時期でしたので満開でした。でもどこかおかしい。
良―く見ると、桜の造花がこの木のあちこちに繋がれていました。
下の写真では、写真の右下の一部が造花ですがお判り頂けますでしょうか?
桜の時期が過ぎても満開、と言う訳です。笑ってしまいました。