【コラム】地球温暖化のお話(19)再生可能エネルギー(1)

石津 顕

コラムのテーマの温暖化の原因は私たちが生活の中で排出する二酸化炭素(CO2)が温室効果として作用しているのが大きな原因と考えられていると第3回目でお話ししましたね。
今の私たちの生活は電気が無ければとても考えられません。その電気を作るのは現在は石油、石炭などの化石燃料と呼ばれる材料を燃やして作られるものが大半を占めています。また私たちの生活に密着している自動車、航空機なども石油系の燃料を使います。
化石燃料は、微生物の死骸や枯れた植物などが何億年という時間をかけて化石になり、やがて石油や石炭になったと考えられています。何億年もかけて地球が貯めこんできた燃料を燃やして発生したCO2を元の炭素に戻すのは不可能なことです。またいつかは枯渇する心配もあります。

 

一方で、再生可能エネルギーという言葉をご存じと思います。再生可能エネルギーは、太陽光や風力、水力といった地球資源の一部など自然界に常に存在するエネルギーのことです。その大きな特徴は、「枯渇しない」「どこにでも存在する」「CO2を排出しない(増加させない)」の3点が上げられます。
前にお話しした海藻はこの図中のバイオマスに含まれます。バイオマスエネルギーは木材や海藻、家畜の糞尿などから得られ、燃焼してCO2を排出しても、期間の長い木材でも数10年で元の炭素に再生され、CO2の増加になりません。
図は各国のエネルギーの構成を示したもので、2017年度現在、わが国の電源構成に占める再生可能エネルギー比率は約16%となっており、カナダ、イタリア、ドイツといった諸外国と比べてかなり低い水準です。2030年度のエネルギーミックスでは、再生可能エネルギー比率を22~24%と見通しており、この水準の実現を、目指しています。温暖化につながるCO2を減らすために、再生可能エネルギーはとても大切なことがお判りですね。

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