【コラム】 旅へのお誘い 第9回「旅の目的で一番は温泉かな?」
松原利明
前々回までの数回、食べ物の話ばかりでしたが、これからはいわゆる観光について書いていきたいと思います。
そこでまず今回は、皆さんが大好き(であろう)な温泉について。
◎ 温泉は、はずすことができない、旅行目的としてはある意味テッパンですね。
温泉・・・日本人は本当に温泉が大好き。最近減ってはきましたが、かっては大きな温泉地のこれまた大旅館で宴会、というのが社員旅行や招待旅行の定番でした。
近ごろは旅行の形態も様変わりして、家族やグループ単位というのが増えてきましたが、ここでも温泉は人気です。それで多くの旅館では他館との差別化を図るため、特色ある露天風呂を設置したり、料理にも工夫を凝らすなどして、顧客の獲得に懸命になっています。そうそう若い女性客の好みに合わせ、浴衣を色々選べるようにしているところも増えました。
日本国内で温泉は約3千箇所あるそうですが、その温泉の定義は難しいところ。私は自噴(自然に沸き出している)の温泉で、源泉掛け流しが本物の温泉だと思っています。源泉が高温や低温のために、加水や加温するのは可です。

しかしながら昨今は、ボーリングして強制的に汲み上げているところが非常に多くなってきました。私個人的には、1000mから2000mも掘れば日本中どこでもお湯が出るのでは、と思っているので、こんなのを温泉と呼ぶのはどうかな?と。確かに手軽に温泉気分が味わえるのはよいのですが。
かっては露天風呂付きの部屋など、思いもしなかったのですが、近頃ではそんな旅館も各地に存在。こんな部屋は高価だと思う方がおられるでしょうが、探せば安いところもありますよ。
見たくないでしょうが、客室付露天風呂での私の入浴シーン。(由美かおるでなくてすみません 笑)、1泊2食付きで、ひとり1万円そこそこでした。

また日本旅館では、これまで1泊2食での料金体系が普通でしたが、人によってはお決まりの料理より、自分で好みのお店で食べるのが好きな方のため、昨今では素泊まりや、朝食のみ付けるというところも増えてきています(周辺にお店などが無いところでは無理)。その一方それはめんどうと、特に主婦にとっては夢の、上げ膳据え膳を好む人もいるなど、受け入れ側も客の多様性に応えるのも大変だと思います。
新型コロナウイルス感染症の収束がなかなか見えないこの頃です。GoToトラベルキャンペーンのあり方についても、いろいろ考え方があるとは思いますが、心配なく温泉巡りができる日が早くやってくればと思います。