【コラム】植物は好奇心の宝庫(その⑭)インテリア雑貨
藤原和夫
暑い日が続きます。そこで、今回は室内で楽しめる“植物のインテリア雑貨”を。
(1) オオミヤシ(別名:フタゴヤシ、英文名:Coco de mer):インド洋にあるセイシェル共和国産オオミヤシの実の中にある種です。世界一大きい種と言われていますが、ユニークな形状を見て、“○○○みたい!”とつい笑ってしまうのは、男女を問わず世界共通のようです。
下の写真のものは、縦 29cm、横 28cm、厚さ15cmです。

(2) 藻玉(Entada):
藻玉は東南アジアを中心に10数種有ると言うマメ科植物の1つですが、この藻玉のサヤを乾燥させてニスがけしたものは立派な工芸品です。
下の藻玉はタイ産で、幅13cm、長さ104cm、厚さ4cm程度。

(3)南米チリ産の西部劇でお馴染みの“柱サボテン”製の楽器 “Rain stick” :
乾燥した柱サボテンの枝のトゲを引き抜き、枝の内側(芯)の部分の表面を削り、芯の中をくり抜いて筒状に。次に、抜き取ったトゲを、尖った部分を先にして筒の外側から内側に打ち込むと、筒の中にトゲの網目模様ができます。 この後、筒の片方を塞いで小石を入れ、筒のもう一方を塞げば“Rain Stick”のできあがり。
メキシコのアズテク文明を起源とする楽器ですが、チリでは雨乞いの儀式などに使われたようです。筒の片側を持ち上げると、中の小石が下に向かって落ちていきザワーっと言う雨にそっくりの音がします。編目模様のトゲに小石が引っかかりながら落ちていく為、この音が ‘えっ?’ と思うほど長く続きます。
写真のもの(↓)は、径5cm、長さ75cm程度。

(4)ディジュリドゥ(発音原理上、木製の“金管楽器”と言うことです):
ディジュリドゥは、オーストラリアの先住民族アボリジニによる伝統楽器で、シロアリに食われて筒状になったユーカリの木を材料にし、岩を砕いた顔料で装飾を施したもので、音色は、“ボヨヨヨヨ ヨ~ン”と、お腹に響く感じ。
写真のもの(↓)は 径5cm、長さ162cm程度。

(5) オーストラリアの“ブラック・ボーイ”(グラスツリーとも。学名:Xanthorrhoea,):
草のような、現地でブラックボーイと呼ばれるオーストラリア固有の成長の遅い植物ですが、幹径20cmを越えるほどになります。
“ブラックボーイ”と言う名称で販売されていた工芸品2つ。パース近郊の土産店で、てっきりこの植物の茎の部分をくり抜いて作ったものと判断して購入。ところが、その道のプロの方のお話では、中をくり抜ける様な材質では無いとのこと。ざらついた部分はブラックボーイの表皮に似ていますが、花挿しを見ると、ざらついた上部よりも磨きのかかった下部の方が太くなっていますから確かにおかしいですね。
(6)自作の雑貨:
ドライフラワーやバーバリウムなど、花の色と形を長く保つ方法を探っています。下の写真は、過去に一度だけ我が家で開花した“ムクナ・ベネッティー”という花を材料に樹脂固めを試みたものです。右写真の下の黒いものは無処理、上の2つは生の花に直接スプレー塗料で色付けした上で固めたもの。
お粗末なペーパーウエイトといった感じですが、これで十分満足しています。
- ムクナ・ベネッティー



