【コラム】地球温暖化のお話(55)サル痘

石津 顕

またまた感染症についての話題になりました。欧米でサル痘の感染拡大で、世界保健機構(WHO)が緊急事態宣言したと報道されています。サル痘は1958年にデンマークに輸入された研究用のサルの集団で初めて発見され、天然痘(smallpox)に似た発疹が症状として現れたことから、科学者たちはこれをサル痘(monkeypox)と呼んだとのことです。
WHOでは「地球規模の気候変動が干ばつなどを通じて各地の気象条件を急激に変化させた結果、動物間の感染にとどまっていたウイルスがヒトに伝播する傾向が強まっている。病原体が強力化して私たちの社会を動き回る能力が増大しつつある。本来アフリカの風土病だったサル痘がアフリカ以外の地域に急速に広がっている」と警告しています。
患者はこれまで75カ国・地域で1万6千人を超え、うち死者は5人。 症状は発熱や頭痛に続いて、皮膚に水ぶくれのようなぶつぶつができる。患者のそばで長時間話したり、患部に触れたりするとうつる。潜伏期間は5~21日。
サル痘ウイルスの動物からヒトへの感染経路は、感染動物に咬まれること、あるいは感染動物の血液・体液・皮膚病変との接触による感染が確認されています。自然界ではげっ歯類(ネズミ、リス等)が宿主と考えられていますが、自然界におけるサイクルは現時点では不明です。
ヒトからヒトへの感染は稀に、濃厚接触者の感染や、リネン類を介した医療従事者の感染の報告があり、患者の飛沫・体液・皮膚病変(発疹部位)を介した飛沫感染や接触感染があると考えられているとのことです。
感染予防法としては新型コロナと同様にマスク着用や手洗いが有効であるとあります。いまのところあまり大騒ぎせず冷静に対応すれば良いとのことですが、ウイルスは感染している間に変異したり強力になる可能性もあり、また、怖いことに、人為的に作られたウイルスであるとの説もあり、急速に世界中に広がってパンデミックになるかもしれないとの予測もあります。油断は禁物です。
研究用に使われて、発症したために病名にされ、猿にとっては大迷惑ですよね(’_’、)
猿があらぬ疑いで虐待される事件もあり、WHOは猿の汚名挽回のために病名を募集しているとのニュースもありますが、さてどんな名前になるのでしょう  (╹◡╹)

猿の名誉のために猿を歌った歌を探したのですが、、、、、(^o^;)

奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき  猿丸大夫
散れば咲き散れば咲きして百日紅(さるすべり)  加賀千代女

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