【コラム】猪名川アラカルト第66回 打撃式: 火打石 を使った 火起こし体験 を行いました!
川西市域・猪名川の自然と生きもの「人・くらし・自然」
環境省 環境カウンセラー 牛尾 巧
マッチもライターもない頃、私たちの祖先は、どのようにして「火 」を得ていたのでしょうか。
私たちは、くらしの中で 「火 」に触れたり出会う機会が少なくなりました 。 特別な場合以外 、たき火など屋外で「 火 」を起こす機会もほとんどなくなってしまいました 。
❶お湯を沸かしたり料理をする 。
❷暖をとったり明かりを灯す 。
❸危険な動物や害虫から身を守るなど
「火 」は昔から人類の生活になくてはならないものでした 。
では、マッチもライターもない頃 、私たちの祖先は 、どのようにして 、その 「火 」を得ていたのでしょうか 。
晩秋から冬のシーズン、火起こしの実習を行うことがありました 。
はじめに 、マッチやライターのしくみ ・ 原理から始まり 、全員で マッチを擦る実験を行います 。 頭軸と側薬を使って着火します 。 側薬の代わりにサンドペーパーでは?
次に、摩擦式の火起こし道具で演示を行いました 。はずみ車を使って回転力を高め 、木と木を擦り合わせる舞ぎり法が生まれたのは縄文時代 、約 3000 年前までさかのぼるそうです 。
最近行った実習、打撃式で火打石と火打ち金による火起こし体験を行いました 。 奈良時代 〔 710年:平城京遷都 〕には 、この方法で「 火 」を得ていました 。火種になる 火口 (ほくち)づくりと着火実習を行いました 。昔は火口を蒲の穂などでつくっていました 。着火には 、枯れススキ穂 、枯れマツ葉 、麻ひもなども 、燃焼材料として使われていました 。
インターネット等では、キャンプなど野外活動で使う着火能力の高い火起こし道具も紹介されています 。
この実習、 思ったより難しい火起こし体験となり 、昔の人々の苦労が理解できる実習となりました 。
