【コラム】植物は好奇心の宝庫 その⑦ ニューカレドニアの植物(後編)
※「植物は好奇心の宝庫 その⑥ ニューカレドニア:始めに」の続きです。
藤原和夫
南洋杉(Araucaria):松でも杉でもない“南洋杉”は世界中に約20種ありますが、そのうち14種がニューカレドニア固有で、現地の至る所で目にします。
南洋杉は沖縄などで数種見かけることがありますが、本州では植物園かマニアが育てている小さな苗を偶に見かける程度です。
ユーカリの2代前の先祖として紹介されたSyzygium longifolium:
現地のフランス人ガイドによりますと、大きな葉を持ち、幹に直接特徴ある花を着けるこの植物はユーカリの先祖、それも2代前の先祖、ということです。
サンタンカの1種、Ixora margaretae:この植物は、ニューカレドニアで絶滅危惧種に指定されていて、日本に導入されたのは僅か数年前のことですから、日本で開花を目にするのはかなり先かも知れません。
Ixora margaretaeはSyzygiumと同様、幹に直接花を着けますが、鮮やかな赤花で見事です。
小さな鉢植えは、我が家で栽培中のIxora margaretaeの幼苗2株。2枚目の写真は枯れたと思った株が蘇りつつあるものです。この植物、ある文献に、枝を張ることはなく、まるで椰子の木の様に上に向かって伸びるだけ、と記載されていましたが、幹の横から数本の枝を出しているようで楽しみです。
朝顔のようなTurbina inopinata : 植物園の中にある事務所の前で眺めていたところ、偶々通りかかった技術員らしき方から、“これは珍しい植物で、ニューカレドニアの絶滅危惧種なんですよ”との説明を受けました。言われてみればよく見かける朝顔とは異なるような。
できればコロナが終焉の後もう一度出かけて、植物の観察を堪能したいと思っています。
※前編:植物は好奇心の宝庫 その⑥ ニューカレドニア:始めに・・・はこちら












