コラム 旅へのお誘い 第13回 旅行パンフレットについて②

松原 利明

前回に続き旅行パンフレットについて。

この前は募集の団体旅行についてでしたが、今回はフリープラン。主に往復の乗り物(JR・航空機)と宿泊がセットになっていて、目的地では各人が自由に過ごすというものです。これは表示されている宿が、自分の希望に合ったのであればお得感がいっぱいです。乗り物と宿の金額の合計が、各個人で手配するよりずいぶんと安いものもあります。 

主にビジネスを目的としたものと、観光を目的としたものとがあります。もちろんどちらをどのように使うかはその人次第です。

一例ですが、「JRで行く カジュアル&ビジネスホテルプラン」というのがあり、その中の「キャナルシティ・福岡ワシントンホテル泊プラン」だと、新大阪〜博多の新幹線往復とホテルがセットで28,800円

自分で別々に手配したらざっと35,000円以上はします。もちろん他のホテル利用でもよいですが、当然宿泊施設によって料金は異なります。これなどは、ビジネスはもちろん、観光にも利用できますね。日本全国各地の都市泊のプランもあります。

また観光重視のは、温泉地など観光地までの乗り物と宿がセット。その中には、現地での交通関係については全く無いものと、行程中のレンタカーが付いていたり、宿泊施設までの送迎付きというのもあります。

なにかとお得な商品ですが、制約もあります。利用列車が限られるのと、下の画像のようなきっぷを渡されることが多いのですが、これは一見JRのきっぷのように見えても、JRのきっぷではありません。これは乗車票というもので、駅で払い戻したり変更したりは不可。決められた乗り物(たとえば新幹線のぞみ〇〇号)に必ず乗らなければならないこと。乗り遅れたりしたら例外はあるものの、紙切れになってしまうのが多いのです。基本途中下車もできませんが、金沢乗り換えで和倉温泉が目的地の場合など、特定の駅なら途中下車可などという例外はまれにあります。

左上に契の文字があります(緑で囲んだところ)。通称「マル契乗車票」と言って、JRと旅行会社が取り決めた連絡票のようなものです。

それと、オフシーズンに超格安のプランがあったりします。以前新聞広告で見たのですが、大阪〜新千歳往復の飛行機代と 温泉宿が3泊付いて約3万円あまり。え〜〜〜っと思ったのですが、街からは遠く離れているところだし、公共交通機関も無いところ、冬にはとても行かないような温泉地でした。宿まで往復の送迎と、朝夕の食事はあるものの、中二日はすべてフリー、よく知らずに金額だけ見て参加する人は、どう過ごすのだろうと心配になったものです。

もちろん条件がよく分かった上での参加ならお得なことはまちがいありませんが、金額だけに釣られないようにしたいものです。