【コラム】猪名川アラカルト第55回 身近な魚たち: ヒゲの数 はいくつでしょう?

川西市域・猪名川の自然と生きもの「人・くらし・自然」
環境省 環境カウンセラー 牛尾 巧

魚のヒゲは、目、鼻、舌、手のような役割を持ち、夜間や濁った水の中でも餌を探したり、敵を感知したりすることができます。流れのゆるやかな川底には、泥がたまりやすく、この水底の餌を食べる魚は、ヒゲのある魚が多いです。魚のヒゲは、目や舌の役割をしています。

ナマズは、4本ヒゲがあり、池や流れのゆるやかな川底にすみ、昼間は、穴の中などにかくれています。夜行性で夜活動します。ナマズはヒゲで探って、夜ねむっている小魚やカエル、アメリカザリガニ、カニ、エビ、水生昆虫などをとらえて食べます。
コイは、4本ヒゲがあり、水底にいる貝やエビなどの底生動物、水草などを食べます。ヒゲはセンサーのような働きをし、泥の中をヒゲで探って獲物をとらえます。ヒゲで触れば、餌かそうでないかは、区別ができます。
ドジョウは、10本ヒゲがあり、川や水田の泥の中にすんでいます。濁った泥の中では、目があってもよく見えません。ドジョウは、泥の中の小動物や死んだ生物が微生物で分解されたもの〔デトリタス〕などを餌にしています。

写真「生きている猪名川」より