【コラム】猪名川アラカルト第60回 猪名川の招かれざる生物❶侵略的外来生物:ミシシッピアカミミガメ〔ヌマガメ科〕
川西市域・猪名川の自然と生きもの「人・くらし・自然」
環境省 環境カウンセラー 牛尾 巧
侵略的外来生物:ミシシッピアカミミガメ〔ヌマガメ科〕

日本の固有種はニホンイシガメです。準絶滅危惧種〔環境省〕に指定されています。
❶河川や水田の整備により、水域が分断され移動が阻害されたこと、❷ミシシッピアカミミガメの影響で生息地を奪われたことなどが原因です。
それに代わって、猪名川流域でも河川、池沼で日向ぼっこをしたり歩いているカメは、特定外来生物被害防止法で指摘されている侵略的外来生物「ミシシッピアカミミガメ」です。子亀は、ミドリガメとよばれ、1950年代以降にアメリカから大量に持ち込まれ、ペットとして飼われ、逃げ出したり捨てられて、日本全国に広まりました。名前のとおりアメリカのミシシッピ川が原産です。
ひとたび増殖してしまうと、それによって引き起こされる生態系等への被害は甚大なものとなります。そのため、外来生物〔種〕対策においては、「早期発見・早期防除」がとても重要であるとされています。