【コラム】植物は好奇心の宝庫(その33)植物の防寒対策・具体例

藤原和夫

前回に続いて、防寒対策についてです。

今回は、我が家の植物のうち、屋外で越冬させている植物の現状をいくつかご紹介します。(東南アジア原産の植物は全て温室内または室内で越冬させています。)

1) ブラジルの植物:

“ジャボチカバ”(実は色、形、味、いずれもブドウの巨峰とそっくり。):鉢植えのまま防寒措置を施さず年中屋外に放置していますが、何とか耐えています。
“ジャカランダ(紫雲木)”:ブラジル南部原産で耐寒性はある方です。ただ、念の為 不織布製の衣類カバーで覆っています。鉢全体ではなく、株の下の方からは空気が行き来出来る程度の覆い方で、そこそこ大株になれば地植えも可能だと考えています。

“タベブイア”:年中 鉢植えのまま屋外においていますが、枯れずに耐えています。  ただ、毎年寒気によってかなり元気をなくしていますので、何らかの防寒対策が望ましいと思います。

2) メキシコの植物:

“ホワイトサポテ”(甘味度の高い果物)の耐寒性は品種によりけりですが、優良な品種として販売されている苗は寒さに弱そうです。一方、食後の播種によって出てくる苗は屋外でも越冬可能ですが、ホワイトサポテは先祖返りする傾向がありますので、実生品の実の味は期待出来ません。

3) 南アフリカの植物:

“君子蘭”:雨の当らないひさしの下などであれば、防寒対策無しの越冬が可能なこともありますが、温室である必要は無いものの室内での管理が無難です。
“ストレリチア(極楽鳥花)”:↓ 案外耐寒性があります。過去、何もせずに放置しておいて枯死したことから、ご覧のように半分日光が当る衣類カバーで覆っています。

“プロテア”:品種によって耐寒性は様々。↓は中でも耐寒性の強いピンク・アイスという品種。

“ブルンスビギア”:耐寒性が高く面白い花付きの南アフリカ原産の球根植物です。
前回のコラムに開花中の写真を掲載させて頂きました。
↓は、ブルンスビギア(2種類)の左から積雪前、積雪中、雪解け後の様子です。

“ヘラクレス・カラー”:↓(白い花のカラーの1種ですが花も葉も巨大な品種。)

4) オーストラリアの植物:

オーストラリアに800種以上存在するとされるユーカリは、耐寒性も品種によって様々です。↓の写真の右側は、“フィシフォーリア”という真っ赤な花を咲かせる品種。過去に地植えにして失敗しましたので、今年は鉢植えに不織布製の衣類カバーで冬越しを図ろうとしています。

一方、見づらいかも知れませんが写真の左側にある鉢植えは“ユーカリ・マクロカルパ”と言う品種。大きい黄色の花を咲かせる品種で、ユーカリの中で最も栽培が難しいとされています。この為、過去は冬の温度管理に注意していましたが、なんのなんの、この品種、寒さには滅法強い事が判り、ここ数年鉢植えのまま無防備の越冬です。

最後に、雑草の如き昔からのカンナではなく、珍しい品種のカンナ類。本来は初冬に球根を掘り起こして室内で管理すべきですが、カンナだからと言うことで、今年はプラスチックの袋を被せたままで冬越しさせることにしました。