【コラム】地球温暖化のお話(50)温暖化はウソ?
石津 顕
世の中にはいろんな現象があって、時にはどれが本当なのか判らなくなることがあります。地球温暖化もウソだ、寒冷化だという意見も最近よく見かけ、最近は温暖化というより気候変動という言葉がよく使われています。

そんな中、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の第6次評価報告書というのが、議論に登っているようです。
温暖化は人間の活動が原因かどうかについて、これまでの表現から進んで、「温暖化は、人間活動の影響が大気、海洋および陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない」との断定に変わったとのことです。
地球全体について、以前より正確に分析できるようになり、現在の気温上昇は「何世紀も何千年もの間、前例のなかったもの」との指摘になっています。
上図は西暦1年から2020年までの地球の平均気温の変化ですが、この150年は過去に前例のない気温上昇であることが明らかです。
下図は西暦1850年から2020年までの気温の変化について、自然の要因のみの変化(青色)に人為的な要因を加えた変化(茶色)が実際の観測値とほゞ一致しており、これが人間の活動の影響で温暖化が進んだことは疑う余地がないと断定した根拠になっています。
この150年くらいの温暖化の原因は人間活動によるもので、気温上昇が急激だということですね。
今回は判りにくい文章なので、気分を変えて、暑さを歌った和歌と短歌を一首ずつ
「来ぬ人を 松帆の浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身も焦がれつつ」 権中納言定家
「あつき日を 幾日も吸いて つゆ甘く 葡萄の熟す 深き夏かな 」 木下利玄